浴室からはじまる中年男女の溺れゆく情事

職場で知り合った夫・和義と結婚して3年目。そろそろ子供を望むゆりだったが、仕事に忙しい夫は夜の営みにも消極的で…。そんなある日、和義は道端で元上司である阿部と出会う。独立して起こした事業に失敗した挙句、家まで無くしたと聞き、落ち着くまで自宅で過ごすように勧める和義。しかし阿部が会社を独立した本当の理由は、ずっと想いを抱いていた女性・ゆりの結婚がきっかけで―。

営業の仕事をする夫・孝之と暮らすツバキ。神経質で自己中心的な夫のせいで家の中でも気が抜けない生活。そんな中で唯一安らぎを得られるのは、夫が仕事中にゆっくりと入浴する時間だけだった…。そんなある日、孝之は外回り中の不注意でスーツを汚した部下・神田を近くにある自宅の風呂を使うように勧める。折りしもツバキは入浴中、夫に相手されない孤独さを埋めるように自慰に耽っていた場面に神田は鉢合わせてしまい…。